すあまさんは、朝晩お散歩しています。
初めは地面どころか床に降りるのも怖がり、抱っこ抱っこだったのに、とても楽しそう。
こちらも幸せな気持ちになります。
うちに来た当初は、お散歩できる日は来ないかもしれないと言われていました。えらい!天才!
ハアハア…さ、最高だねえ…!
いい運動になりますわ…!(強がり)
すあまさんは、どんな人に飼われていたのか分かりません。
分かっているのは、とても不衛生な部屋で多頭飼いされていたこと。
そのお部屋から出たことがなかった事。
それ自体虐待ではありますが、暴力はなかったのかもしれません。
と言いますのも、すあまさんはすぐ人に慣れてくれました。
朝んぽでは、たくさんの小学生に可愛がられています。
そして、物珍しさもあるのでしょうが、人にも自転車にもすぐ着いて行こうとします。
老若男女問わず、着いていこうとします。
もしかして、元の飼い主さんを探しているのかな。
側から見れば紛れもなく虐待ですが、すあまさんにとっては、産まれた時から近くにいた、ごはんをくれる人。
それなりに親しみはあったのかもしれません。
それは違くない。
それは仮飼い主のワシの足や…!
家でも、小4男子ととっても仲良し。
実は、いちばんすあまさんを待ち侘びていたのはこの子。
絶対にお世話する、絶対にひとりでお散歩させない、ドアは開けっぱなしにしない、誤食しないようにお部屋を綺麗にすると宣言し、実際に献身的にお世話しています。
最初はケージの中でウンチを踏み散らかすことがあったすあまさん。
小学校から帰ってきた彼が見つけることも多かった。
ウンチまみれの犬を抱っこしてお風呂場に連れて行き「大丈夫だよ、誰も怒ってないよ、怖くないよ」と、自分にウンコがつくのも構わず洗ってあげていました。
わたし、多分…というか、絶対できなかったろうな。
小4のわたしだったら「ギャー!うんこー!」と走って逃げたと思います…
お座りやお手の成功率も、彼の特訓のおかげで上がってきました。
8歳(推定)で文明社会に初めて出たのに、もう覚えたなんてすごいよ。
明日、病院の予約が取れたら抜後する予定です。
抜糸が済んだら、里親募集開始かな。
すあまさん、頑張ろうね。